■ ユキオコタニ展



□ コメント
基底材には、主に木質ボード、アルシュ紙を使います。描く時のリアル
な抵抗感がよく伝わってくるからです。
壁面から作品を浮かせて展示します。作品の厚みや紙のたわみが私にと
ってはとても重要だからです。
下地に白亜土を使い、膠を使用します。すべてのしぐさを、最後まで同
居させるのに都合がよいように思えるからです。
提示するイメージは、個人的な記憶に属しています。イメージは、反射
的に張り合わせていくことをこころがけています。
彩色は「テンペラ」でとめます。半透明の色面をつくることは、私にと
って大変ここちよいからです。
視覚から指先へ、また視覚へ生理的、反射的な表面行為であることが、
私にとっては、非常にリアルなことのように思えます。


□ 略歴
大阪府生まれ
多摩美術大学卒業

個展
1985 信濃橋画廊                    (大阪)
1988 信濃橋画廊                    (大阪)
   [以後隔年]
1996 ギャラリー現                   (大阪)
2000 ギャラリー白                   (大阪)
   大丸心斎橋店                   (大阪)
2003 ギャラリー白                   (大阪)

グループ展
1985 グループ展       (大阪府立現代美術センター・大阪)
1989 ジャパンインパクトアートナウ’89       (ソウル)
1992 日韓作家交流展                  (大阪)
   スモールグラフィックフォーム’92     (ポーランド)
1993 バルナプリントビエンナーレ’93      (ブルガリア)
   インターナショナルグラフィックビエンナーレマースリヒト
                          (オランダ)
   イアック’93                  (京都)
   目黒雅叙園アートプライズコンクール        (東京)
1994 ソウルベクター展 招請出品           (ソウル)
   グループソウル展                (ソウル)
1995 インターナショナルプリントトリエンナーレ  (ポーランド)
1997 韓・日・中国交流展               (ソウル)
   ギャラリーピクチャー絵画賞コンクール
                 (ギャラリーピクチャー・大阪)
1998 グループ展           (シティギャラリー・大阪)
1999 比良から新しい風が…         (比良美術館・滋賀)
2000 オープニングフェスタ     (AD&Aギャラリー・大阪)
2001 THREE MEN'S NEW WORKS OF PAINTINGS (ギャラリー白・大阪)
2003 絵画を見る4           (ギャラリー白3・大阪)

受賞
1997 ギャラリーピクチャー絵画賞コンクール 金賞