■ ステイトメント
ドローイング:
クロッキーを基にしたドローイング作品につきましては、その時、その瞬間に感じた直感や閃き、その場で感じた臨場感を出来る限りストレートに表現するよう心掛け、制作しました。
あとは、「エロス」という普遍的なテーマと私の感覚的な表現(例えば線や色彩等)をいかに上手く融合、調和させるかに注意しながら、作品制作を行いました。
抽象画:
私の作品制作時における主たるテーマの一つに「偶然」という要素が挙げられます。中でも抽象的な作品を制作する際には、この「偶然」という要素をいかに捉え、コントロールするか、ということを常に意識し、作品制作を行っています。
「偶然を捉えて表現する」ということは、作品制作後において同作品の分析、再現がほとんど不可能である、ということでもありますから、作品を作った本人でさえ、全く同じ作品を作ることが出来ない、再現不可能であると感じられた段階で、私の抽象画における作品制作の半分以上は完成したことになります。
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