なぜ巨大絵画か?
私たちアーティストとは
私たちアーティストは、
私たちが生きているこの時代の時間と世界の動向の大きな潮流のなか、
それぞれの国の情勢、そして地域の現状を生き、
個々の日常の生活のなか
世界で起こること、国で起こること、地域で起こること、身辺で起こることに
様々な想いをもち、そのことに敏感に反応した上で、
自身の制作のあり方を模索し、
生きてるリアリティの表出を具体化することによって、
同じ時代を生きてる他者とそのリアリティを共鳴しあいたいという、
強い気持ちで、
制作を試みている存在ではないでしょうか。
そしてアーティストが発表するその作品は
それぞれのリアルな表現で、
現場である地域から、地方へ、国へ、
そして果ては世界に向けて発信されているメッセージといえるものです。
今こそ大きな感動を!
現在、日本は低迷する経済状況と3.11以後の物質的打撃と精神的打撃をうけ、
元々の経済の格差の2極化と相まって、物質面での不満の蔓延のなか
多くの人は精神的突破口を見いだせずにいる状況が続いています。
こんな状況のなかにあって、人々は自分自身の生活を経済的に守ることで精一杯になり、
精神的な余裕を無くしているように見えます。
私たちアーティストも同じように、この何事も困難にみえる、日本の状況のなかにあります。
しかし私たちアーティストの先人達は、どんなに困難な時代の状況の中にあっても
表現を止めることなく、制作や行動を起こして、その感情を世界に発してきました。
私たちも、今のこの何事も困難にみえる時代の中でも
やはり表現を止めるわけにはいきません。
逆に、私たちアーティストはむしろ社会の先頭をきって、ポジティブな表現で前に進み、
社会に明るい活力をもたらすべき存在であると考えます。
打撃が大きいからこそ、より大きな表現が求められているのではないでしょうか?
アートの存在意義に生活の中に「リアルな感動」というものがあります。
大きな欠損に大きな恵みを 大きな欠乏感に大きな感動を
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