ペインタリネス2019 <テキスト:尾崎信一郎>
石川 裕敏・圓城寺 繁誉・河合 美和・渡辺 信明


2019.9.2-9.14 (9.8close) ギャラリー白



ペインタリネスは「反動」か

尾崎信一郎

 21回目の「ペインタリネス」をお届けする。このグループ展は、時折メンバーを違えつつもほぼ固定した顔ぶれで開催されてきた。今年も昨年の出品者のうち、中島一平を除く7名が参加し、近作ないし新作を出品している。結果として今年の出品者はテクストを寄せる私も含め、ほぼ全員が1960年代生まれという同じ世代に属することとなった。最近80年代美術が再評価されているが、私たちもまた80年代ニューウェーヴの華々しい活躍の直後に自覚的に絵画の制作や批評を始め、それからおおよそ30年の時が経過した訳である。最初の「ペインタリネス」が1995年に開かれたことを想起するならば、私たちはこの展覧会とともに自らの表現を陶冶してきた。
 それではこの30年とは絵画にとってどのような時代であったのだろうか。おそらく二つの矛盾した答えが可能であろう。一つはそれが絶滅の危機に瀕しているというものだ。実際、この四半世紀、内外の国際展や芸術祭といった現代美術のカッティングエッジを紹介する展示において、私たちが絵画に出会うことはほとんどない。そこには映像とインスタレーション、観客参与型の作品ばかりが出品されている。この一方、絵画はなおも命脈を保ち、十分な検証の機会を与えられてきた。例えば私たちにとって身近な国立国際美術館は千里万博公園時代の「絵画 1977-1987」に始まり、絵画やドローイングといった言葉をタイトルに冠した展覧会を思い浮かぶだけでも5回にわたって開催し、その最新版、先日まで開催されていた「抽象世界」も基本的に絵画に焦点を当てた展示といってよかろう。あるいは1984年以来、東京国立近代美術館が連続して企画している「現代美術への視点」シリーズも伝統的な平面と立体にジャンルをしぼった展覧会である。危機と充実、私たちはこの対比をいかにとらえるべきであろうか。
 「絵画の死」と「絵画の豊かさ」、幾度となく繰り返され、聞き飽きた印象さえあるこれらのキャッチフレーズに代わって、私たちは別の尺度に目を向けるべきではないか。端的にそれは絵画のクオリティという基準だ。しかしこのような問いかけは今日すこぶる評判が悪い。かつて藤枝晃雄は次のように断じた。「地球がその動きを停止してもオーブリー・ピアズリーがポール・セザンヌよりも、アール・ヌーヴォーがキュビスムよりも高質にして重要だ、ということはありえないだろう。優れた作品は多義的で消耗しない」この攻撃的な発言が藤枝の私淑する批評家クレメント・グリーンバーグの衣鉢を継いでいることは明白だ。しかしグリーンバーグが擁護したモダニズム/フォーマリズム美術はかつての強い影響力への反発であろうか、70年代以降、視覚偏重やアメリカ・ファースト、男性優越主義といった多様で等しく否定的なコノテーションとともに徹底的に弾劾されてきた。グリーンバーグや藤枝のように作品のクオリティを問うことは批評家の傲慢とみなされ、無際限の相対主義が一世を風靡した。それがポスト・モダンという時代であったのだ。
 しかし私たちは質の判断を停止してよいのだろうか。美術批評を生業とする者として断じるが、質の高い絵画が存在すれば、質の低い絵画もまた存在する。そして私は自分がそれを見分けることができると信じる。私たちが「ペインタリネス」に回帰する理由もここにある。抽象絵画は20世紀初頭に成立した比較的新しい表現であるが、今日振り返るに、1950年前後にアメリカで制作された一連のペインタリーな絵画において一つの頂点をきわめたと考えるからだ。いうまでもないが、これらの作品はかかる優越を抽象表現それ自体に負っている訳ではない。具象的な絵画においても私たちは同様に質の高い絵画の系譜を指摘できる。マティスとロスコは同じようにハイ・クオリティの絵画だ。その判断にあたって再現性の有無は関係がない。
 抽象表現主義と呼ばれる1950年前後のアメリカ絵画が抽象絵画の一つの頂点をかたちづくったことに対しては歴史的な説明が可能かもしれない。それは後続した絵画との関係において明らかとなる。つまりこれ以後、絵画は現実に同化した。ミニマル・アートが絵画において成立しなかった理由は明らかであろう。そこで絵画は現実の物体へと審級を替えたからだ。グリーンバーグらと同様に私も1950年代後半に絵画は一つの限界を画定したと考えるが、その指標は平面性や現在性ではない。それは絵画から物体への転換であり、ステラのブラック・ペインティングや桑山忠明の一連の絵画は両者の境界に屹立している。現実として実現される物体は絵画であることに拘束されないため、強度において比類がない。デュシャンに始まるレディメイドが20世紀美術に対して占める重要性はこの問題と深く関わっている。ひるがえって考えるに、50年代のペインタリーな絵画は絵画が物体になるぎりぎりの地点に踏みとどまったのではなかろうか。ポロックやニューマン、あるいはスティル、その前に立つ時、私たちが感受する圧倒的な異物感は、それが通常の絵画ではありえない即物性を帯びていることに由来している。一方でこれらの作品は絵画によってしか実現不可能な触知できない空間性、物質がイメージに転じる契機をはらんでいる。昨年の「ペインタリネス」において私は「風景」というキーワードを提示した。風景とは人の眼差しの介入によって、それが絵画であることを担保する。アクションでも崇高でも視覚性でもよい、思うに、ペインタリーな抽象絵画においては絵画としての自律性を保持しつつ、時に身体的、時に主題的な可能性を探求することによって、絵画が物体へと転じる危機がかろうじて回避されていた。私はここに抽象絵画の一つの究極、一つの絶頂を認める。もはや進化論的な絵画史から解放された私たちが再びそこに立ち戻ってならない理由はない。四半世紀に及ぶペインタリネスの実践とは作家それぞれによるこのような回帰の試みではなかったか。「絵画の死」と安易な「絵画の豊かさ」を唱える者たちにとって私たちの実践は反動的とみなされよう。しかし私は藤枝に倣って次のように結語したい。「地球がその動きを停止しても村上隆や奈良美智がペインタリーな抽象絵画よりも高質にして重要だ、ということはありえないだろう。優れた作品は多義的で消耗しない」

(おさき・しんいちろう 鳥取県立博物館副館長)




□ 石川 裕敏


加工した木枠にキャンバスを張ると、それだけでその存在に見蕩れてしまいます。
そのキャンバスに見蕩れて呑まれてしまわないうちに1色目の下地塗りで塗り拡げていきます。
ニュートラルな意識で始められた制作に、日頃眼にする記憶と時間を擁する物憂い光景の数々は何処かでリンクしてきますが、それら自体を描くのではなく、絵画足らしめる様々な要素と絡めて取捨選択しながら、それらを画面に凝縮、通暁する。
立ち現れてきたイメージは、キャンバスの矩形を超え拡がっていく存在として、現実の場へと還元出来ればと想っています。
下地が塗られて消えたしまった白いキャンバスに取って変わった某かのイメージを、出来るだけシンプルな構成要素を用いて、観る人の色んな解釈に委ねたいだけなのです。



□ 略歴

1968

大阪に生まれる

1991

大阪芸術大学芸術学部美術学科卒業

 

個展

1991

ギャラリー白

(大阪)

1992

ギャラリー白

(大阪)

1993

ギャラリーココ

(京都)

1994

ギャラリー白

(大阪)

1995

ギャラリー白

(大阪)

1996

ギャラリー白

(大阪)

1997

ギャラリー白

(大阪)

2001

「WATERSIDE」

(ギャラリーエスプリヌーボー:岡山)

「The sign of waters」

(ギャラリー白:大阪)

「The general weather conditions」

(日下画廊:大阪)

2002

TENBA-A

(大阪)

2002

「The sign of waters」

 

(ギャラリーエスプリヌーボー:岡山)

2004

「The sign of waters」

 

(ギャラリーエスプリヌーボー:岡山)

2005

「The sign of waters」

(天野画廊:大阪)

2006

「The sign of waters」

 

(ギャラリーエスプリヌーボー:岡山)

2008

「General weather conditions」

 

(ギャラリー&スペース DELLA-PACE:兵庫)

2010

「Pick up drops」

(ギャラリー白:大阪)

2016

「−Pick up drops−」

(ギャラリー白:大阪)


グループ展

1991

Orphan Drug

(ギャラリーココ:京都)

 

NEW FACE

(ギャラリーVIEW:大阪)

 

BEYOND

(ギャラリー白:大阪)

 

翠雨の旋律

(ギャラリー白:大阪)

1993

LINE−循環としてのマトリックス−

 

(クリスタルギャラリー:大阪)

1994

イメージの鍛練

(ギャラリー白:大阪)

アート・ナウ'94

(兵庫県立近代美術館:兵庫)

1996

ペインタリネスU

(ギャラリー白:大阪)

 

アーティストファイル

(愛知芸術文化センター:愛知)

1997

1ダースの水槽

(ガレリアフェナルテ:愛知)

現代美術10人展

 

(京阪ギャラリー・オブ・アーツ・アンド・サイエンス:大阪)

1998

アーティストファイル

(愛知芸術文化センター:愛知)

1999

Radiant Ocuurrence−放射する出来事−

 

(名古屋芸術大学ギャラリーBE:愛知)

 

Compact Disc−CDというメディアの響宴−

 

(神戸アートビレッジセンター:兵庫)

2000

水辺−Insight of side−

(日下画廊:大阪)

2001

ペインタリネスX

(ギャラリー白:大阪)

2002

VOCA展2002

(上野の森美術館:東京)

2003

Fine Edge

(ギャラリーエスプリヌーボー:岡山)

呼吸−breath−

(ギャラリー白:大阪)

京都・洋画の現在〜85人の視点

(京都文化博物館:京都)

絵画を見る2

(ギャラリー白:大阪)

2004

DELICACY

(ギャラリーエスプリヌーボー:岡山)

2005

21 C ICAA 第12回ソウル・インターナショナル アート・フェスティバル2005

 

(朝鮮日報社ギャラリー:韓国)

2005

International Environment Art Expo Korea 2005

 

(SAM SUNG COEX CONVENTION HALL:韓国)

2006

ペインタリネス2006

(ギャラリー白:大阪)

2007

ペインタリネス2007

(ギャラリー白:大阪)

JAMIN

(ギャラリーエスプリヌーボー:岡山)

架空通信 百花繚乱展

(兵庫県立美術館ギャラリー棟:兵庫)

2008

絵画的絵画

(ギャラリー白:大阪)

JAMIN 2

(ギャラリーエスプリヌーボー:岡山)

2009

ペインタリネス2009

(ギャラリー白:大阪)

 

2009韓・日現代美術ー表現と方法展

 

(ドンペグ・アートセンター:韓国釜山)

2010

JAMIN 4

(ギャラリーエスプリヌーボー:岡山)

《贈り物》

(マサヨシスズキギャラリー:愛知)

2011

ペインタリネス2011

(ギャラリー白:大阪)

 

JAMIN 5

(ギャラリーエスプリヌーボー:岡山)

2012

ペインタリネス2012

(ギャラリー白:大阪)

2013

ペインタリネス2013

(ギャラリー白:大阪)

番画廊閉廊「サ・ヨ・ナ・ラbangarow」展

(番画廊:兵庫)

2014

ペインタリネス2014

(ギャラリー白:大阪)

2015

色の底・記憶の淵/藤永覚耶・石川裕敏 2人展

 

(マサヨシスズキギャラリー:愛知)

第1回大阪芸術大学卒業 美術科教員による作品展

 

(大阪芸術大学スカイキャンパス、あべのハルカス:大阪)

ペインタリネス2015

(ギャラリー白:大阪)

下町芸術祭 with PAINTER

 

(神戸新長田エリア、神戸市立地域人材支援センター 
[旧二葉小学校]・アスタくにづか1番館1階:神戸)

2016

第2回 大阪御堂筋アート

(大阪御堂筋沿い各所:大阪)

2016

ペインタリネス2016

(ギャラリー白:大阪)

2017

ペインタリネス2017

(ギャラリー白:大阪)

2018

ペインタリネス2018

 

(ギャラリー白/ギャラリー白3/ギャラリー白kuro:大阪)

ペインタリネス2019

 

(ギャラリー白/ギャラリー白3/ギャラリー白kuro:大阪)

パブリックコレクション

 

関西国際大学(兵庫県三木市)

 

旧松下電気株式会社人材開発センター(大阪府枚方市)

 

タピエ(大阪/東京)

 

ワイズコーポレーション(愛知県岡崎市)




□ 圓城寺 繁誉


色と色の関係 図と地の関係 見る側見られる側の関係 平面にある前後の虚空間
たくさんの関係が作品を作り出している
せめぎ合い重なり合い主張し破壊する 美しくも破壊する関係
そんな関係が自分の中にいる自分の関係であり 出るとおもしろいものになるのかもしれない。



□ 略歴

1968

兵庫県生まれ

1991

大阪教育大学小学校課程美術学科卒業

1994

大阪教育大学大学院美術教育専攻絵画彫塑専修修了

 

個展

1990

茶屋町画廊

(大阪)

1991

茶屋町画廊

(大阪)

1992

ギャラリー白

(大阪)

1993

ギャラリー白

(大阪)

1994

ギャラリー白

(大阪)

1995

ギャラリー白

(大阪)

1996

ギャラリー白

(大阪)

1997

ギャラリーAD&A-'97 ART PROGRESS

(大阪)

1998

ギャラリー白

(大阪)

1999

ギャラリー白

(大阪)

2000

ギャラリー白

(大阪)

2001

ギャラリー白

(大阪)

2002

シティギャラリー,ホワイトキューブ

(大阪)

 

ギャラリー白

(大阪)

2003

ギャラリー白

(大阪)

2004

ギャラリー白

(大阪)

2005

ギャラリー白

(大阪)

2006

ギャラリー白

(大阪)

2007

ギャラリー白

(大阪)

2008

ギャラリー白

(大阪)

2009

ギャラリー白

(大阪)

2010

ギャラリー白

(大阪)

2011

ギャラリー白

(大阪)

2012

ギャラリー白

(大阪)

2013

ギャラリー白

(大阪)

2015

ギャラリー白

(大阪)

2016

ギャラリー白

(大阪)

2017

ギャラリー白

(大阪)

2018

ギャラリー白

(大阪)

2019

ギャラリー白

(大阪)


グループ展

1989

第13回ローズガーデン美術展

(兵庫)

1990

第9回現代日本絵画

(山口)

 

第41回西宮市展

(兵庫)

 

第36回全関西展

(大阪)

 

'90兵庫県展

(兵庫)

 

第14回ローズガーデン美術展

(兵庫)

 

第2回遠山屋画廊公募展

(兵庫)

1991

芦屋市展

(兵庫)

 

大阪教育大学院生4人

(ギャラリーART BOX:兵庫)

 

Able Artisant's Expo 1991

 

(ライフステーションエイブル:大阪)

1992

大阪教育大学移転統合企画 REMOVE-OUT JUMP-EXTENTION

 

(市民ギャラリー豊中:大阪)

 

Able Artisant's Expo 1992

 

(ライフステーションエイブル:大阪)

1993

大阪教育大学院生4人 Vol.2

 

(ギャラリーART BOX:兵庫)

 

陶版線油

(茶屋町画廊:大阪)

 

描なる絵画展

(茶屋町画廊:大阪)

1994

美術の教育とベクトル展

 

(大阪教育大学図書館エントランスホール:大阪)

1998

ペインタリネス IV

(ギャラリー白:大阪)

2000

ニューアカ・絵画展

(ギャラリー白:大阪)

2001

ペインタリネス V

(ギャラリー白:大阪)

多元距離-考 現代美術の成立する場所 7人の挑戦

 

(シティギャラリー:大阪)

2004

ペインタリネス 2004

(ギャラリー白/ギャラリー白3:大阪)

多元距離-考

(シティギャラリー:大阪)

2005

ペインタリネス

(ギャラリー白/ギャラリー白3:大阪)

2010

ペインタリネス2010

(ギャラリー白/ギャラリー白3:大阪)

2016

ペインタリネス2016

(ギャラリー白/ギャラリー白3:大阪)

2017

ペインタリネス2017

(ギャラリー白:大阪)

2018

Boy’s drawing vol.2

 

(ギャラリー白/ギャラリー白kuro:大阪)

ペインタリネス2018

 

(ギャラリー白/ギャラリー白3/ギャラリー白kuro:大阪)

ペインタリネス2019

 

(ギャラリー白/ギャラリー白3/ギャラリー白kuro:大阪)




□ 河合 美和


絵を描くのは世界の見え方、感じ方、の提案だと思う。
木と木の間の空間を捉えようとする事で、表現出来ると努力してきた。
しかし画面に現れる木のカタチに表現の不自由さを感じてもいた。
世界に触れて、感じる事は視覚だけでなく、聴覚や触覚など、多くの身体感覚からインプットされる。
そしてそれを表現する為に、やはり多くの感覚が使われる必要があるのだと思う。
画面と自分を繋ぐものは、視覚にとどまらない。



□ 略歴

1960

兵庫に生まれる

1984

京都市立芸術大学美術学部油画科卒業

 

個展

1983

神戸現代美術ギャラリー

(兵庫)

1985

シティーギャラリー

(兵庫)

ギャラリー白

(大阪)

1987

ギャラリー白

(大阪)

1989

石屋町ギャラリー

(京都)

ギャラリー白

(大阪)

1990

ギャラリー白

(大阪)

1991

ギャラリー白

(大阪)

1993

ギャラリーVIEW

(大阪)

ギャラリー白

(大阪)

1994

STREET GALLERY

(兵庫)

ギャラリー白

(大阪)

1995

ギャラリー白

(大阪)

1996

神戸大丸カーポートギャラリー

(兵庫)

1997

ギャラリー白

(大阪)

神戸大丸カーポートギャラリー

(兵庫)

1998

ギャラリー・ラ・フェニーチェ

(大阪)

ギャラリー白

(大阪)

1999

ギャラリー白

(大阪)

ギャルリVEGA

(大阪)

STREET GALLERY

(兵庫)

2000

ギャラリー芦屋

(大阪)

2001

ギャラリー白

(大阪)

ギャルリVEGA

(大阪)

2002

タウンギャラリーNOVANO

(兵庫)

ギャラリーむん

(兵庫)

2003

ギャラリー島田

(兵庫)

2004

ギャラリー白

(大阪)

現代中国芸術センター

(大阪)

2005

ギャラリー島田

(兵庫)

2006

ギャラリー白

(大阪)

海岸通ギャラリーCASO

(大阪)

2007

ギャラリー島田

(兵庫)

2008

ギャラリー島田DEUX

(兵庫)

2009

ギャラリー島田

(兵庫)

2010

Oギャラリー

(東京)

2011

CAP STUDIO Y3

(兵庫)

 

ギャラリー白

(大阪)

2012

ギャラリー島田

(兵庫)

Oギャラリー

(東京)

2013

ギャラリー白

(大阪)

STREET GALLERY

(兵庫)

2014

ギャラリー島田

(兵庫)

兵庫県民会館ギャラリー

(兵庫)

2015

ギャラリー白

(大阪)

2017

ギャラリー白

(大阪)


グループ展

1985

積極的なタブロー展II

(信濃橋画廊5:大阪)

 

CITY ESSENCE

(シティギャラリー:兵庫)

 

絵画−感覚と認識

(成安ギャラリー:京都)

YES ART

(ギャラリー白:大阪)

器のなかの瞬展

(天野画廊:大阪)

第一回国際「WORKS ON PAPER'85」

 

(大阪府立現代美術センター:大阪)

1986

伊藤カヨコ・佐藤智子・田中美和展

(ギャラリー白:大阪)

トランスアートシーン

(ギャラリー16:京都)

赤松玉女・田中美和展

(天野画廊:大阪)

International Fair of Contemporary Art Bologna

 

(イタリア)

 

Quarter Art Bridge展

(シティギャラリー:兵庫)

 

Art Bridge

(さんちかホール:兵庫)

ボローニャアートフェアー出品作品展

(ギャラリー白:大阪)

1987

アート・ナウ'87

(兵庫県立近代美術館:兵庫)

観・感・関展 日韓現代美術作家交流展

 

(さんちかホール:兵庫/ギャラリーさんちか:兵庫/ギャラリーアベニューコウベ:兵庫/世田谷美術館区民ギャラリー:東京)

赤松玉女・田中美和展

(天野画廊:大阪)

1988

絵画論的絵画−力としてのイメージ

(ギャラリー白:大阪)

臨界芸術・88年の位相展

(村松画廊:東京)

観・感・関展

(さんちかホール:兵庫)

赤松玉女・田中美和展

(天野画廊:大阪)

1989

つかしんアニュアル浮遊体一イマージュ空間

 

(つかしんホール:兵庫)

 

シティギャラリー10周年記念展

(シティギャラリー:兵庫)

1991

第12回汎瀬戸内現代美術展

(岡山県総合文化センター:岡山)

1992

兵庫の美術家

(兵庫県立近代美術館:兵庫)

1993

第13回汎瀬戸内現代美術展

(岡山県総合文化センター:岡山)

ウイメンズ'93

(近鉄アート館展:大阪)

1994

ウイメンズ'93東京展

(ギャラリーエモリ:東京)

画廊の視点

(大阪府立現代美術センター:大阪)

1995

ペインタリネス

(ギャラリー白:大阪)

1996

現在絵画−3つの表情−

(四条ギャラリー:京都)

1997

WE ARE HERE AGAIN

(新宿パークタワーギャラリー:東京)

2000

VOCA展2000

(上野の森美術館:東京)

誘発の相貌

(Oギャラリー:東京)

2001

ペインタリネス

(ギャラリー白:大阪)

2002

BLUE

(里夢:兵庫)

203

Diary−冬の小品展

(ギャラリー・ラ・フェニーチェ:大阪)

2004

絵画を見る2004/3

(ギャラリー白:大阪)

イデア−現代ロマン派絵画(I)

 

(ギャラリードゥ サンパル5F:兵庫)

2005

対話展

(ギャラリーオスカー:兵庫)

2005

ペインタリネス

(ギャラリー白:大阪)

2006

対話展

(サンパル5F:兵庫)

日韓国際絵画交流展

(アートホール:兵庫)

2007

CAP art fair 2007

(CAP HOUSE:兵庫)

ペインタリネス2007

(ギャラリー白:大阪)

対話展

(ギャラリー島田:兵庫)

第二回 日韓国際絵画交流展

 

(インサイアートセンター:韓国ソウル)

上海 風月舎展覧会

(風月舎:上海市莫干山路庫)

架空通信 百花繚乱展

(兵庫県立美術館ギャラリー棟:兵庫)

2008

thing matter time 2008

(信濃橋画廊:大阪)

ペインタリネス2008

(ギャラリー白:大阪)

対話展

(ギャラリー島田:兵庫)

第三回 日韓国際絵画交流展

(県民アートギャラリー:兵庫)

上海 風月舎展覧会

(風月舎:上海市莫干山路庫)

架空通信 百花繚乱展

(兵庫県立美術館ギャラリー棟:兵庫)

2009

ペインタリネス2009

(ギャラリー白:大阪)

丹波篠山・まちなみ・アートフェスティバル

 

(篠山・商屋・古民家:兵庫)

対話展

(ギャラリー島田:兵庫)

第四回 日韓国際絵画交流展

 

(インサイアートセンター、ギャラリーYUL:ソウル)

上海 風月舎展覧会

(風月舎:上海市莫干山路庫)

架空通信 百花繚乱展

(兵庫県立美術館ギャラリー棟:兵庫)

2011

第五回 日韓国際絵画交流展

(ギャラリー北野坂:兵庫)

対話展

(ギャラリー島田:兵庫)

上海 風月舎展覧会

(風月舎:上海市莫干山路庫)

丹波篠山・まちなみ・アートフェスティバル

 

(篠山・商屋・古民家:兵庫)

架空通信 百花繚乱展

(兵庫県立美術館ギャラリー棟:兵庫)

2011

ペインタリネス2011

(ギャラリー白:大阪)

対話展

(ギャラリー島田:兵庫)

CAPアートフェアー '11

(CAP STUDIO Y3 :兵庫)

第六回日韓国際絵画交流展

(城南ART CENTER :韓国)

2012

ペインタリネス2012

(ギャラリー白:大阪)

 

尼崎アートフェスティバル

(尼崎総合文化センター:兵庫)

 

Studio GRANITO Etching Works4

(島田画廊:兵庫)

第7回ASIA’S神戸・城南精鋭作家展(日韓絵画交流)

 

(ギャラリー北野坂:兵庫)

 

CAP SPOT 01

(KIITO:兵庫)

2013

ペインタリネス2013

(ギャラリー白:大阪)

2014

SANBEAMS展

(橘画廊:大阪)

 

精鋭画家展

(gallery RYO:大阪)

 

ART OSAKA 2014 <橘画廊>

(ホテルグランヴィア大阪:大阪)

ペインタリネス2014

(ギャラリー白:大阪)

2015

精鋭画家展

(gallery Ryo:大阪)

ペインタリネス2015

(ギャラリー白:大阪)

下町芸術祭 with PAINTER

 

(神戸市立地域人材支援センター[旧二葉小学校] 
/アスタくにづか1番館1階:兵庫)

神戸ビエンナーレ2015 兵庫・神戸の仲間たち展

 

(BBプラザ美術館:兵庫)

2016

第2回大阪御堂筋アート

 

(りそな御堂筋ビジネスソリュージョンプラザ:大阪)

五人の作品展

(Agarou+:大阪)

グループ京

(あかね画廊・東京/ギャラリーあじさい:兵庫)

ペインタリネス2016

(ギャラリー白:大阪)

2017

ペインタリネス2017

(ギャラリー白:大阪)

2018

風景画 vol.2

(ギャラリー白/ギャラリー白kuro:大阪)

ペインタリネス2018

 

(ギャラリー白/ギャラリー白3/ギャラリー白kuro:大阪)

ペインタリネス2019

 

(ギャラリー白/ギャラリー白3/ギャラリー白kuro:大阪)

受賞

2014

亀高文子記念<赤艸社賞>




□ 渡辺 信明


庭の菜園、森の木立、あるいは私の身体の内側。
それらの風景に共通するものは、線状の広がりと増殖、
そして光のように伝達されるイメージである。
その「つなぎ目」(シナプス)の連続は、いつも新しい奥行きを与えてくれる。
境界に存在するほんのわずかな空間を引き寄せ、柔軟につなぎ留めることに私は没頭し、
やがて絵画の森を彷徨う。



□ 略歴

1962

滋賀県に生まれる

1986

京都市立芸術大学美術学部卒業

1988

京都市立芸術大学大学院美術研究科修了

 

個展

1987

ギャラリー16

(京都)

1988

三和銀行ロビー

(京都)

1989

ギャラリーすずき

(京都)

1990

ギャラリー白

(大阪)

1991

ギャラリーすずき

(京都)

1992

ギャラリーすずき

(京都)

1993

ギャラリー白

(大阪)

1996

ギャラリーすずき

(京都)

1997

ギャラリー白

(大阪)

1998

ギャラリーすずき

(京都)

複眼ギャラリー

(大阪)

1999

ギャルリ・プス

(東京)

2000

ギャラリーすずき

(京都)

2001

ギャラリー白

(大阪)

2002

ギャラリーすずき

(京都)

2003

テンバ・Aギャラリー

(大阪)

“同時”

(ギャラリー白:大阪)

2004

“同時/Life”

(ギャラリーすずき:京都)

2005

“同時/終わりなきもの”

(ギャラリー白/白3:大阪)

2006

“望遠”

(ギャラリーすずき:京都)

2007

“望遠”

(ギャラリー白:大阪)

2008

“ボルトボルト”

(ギャラリーすずき:京都)

2009

“きんとうん”

(ギャラリー白:大阪)

2010

“古墳マド”

(ギャラリーすずき:京都)

2011

“アサメヨシ”

(ギャラリー白:大阪)

2012

“アクビビ”

(ギャラリー白:大阪)

2013

“遠近散歩”

(ギャラリーすずき:京都)

2014

“コブネイズム”

(ギャラリー白:大阪)

2015

“放電の庭”

(ギャラリーすずき:京都)

2016

“遠雷”

(ギャラリー白:大阪)

2017

“FILAMENT“

(ギャラリー恵風:京都)

2018

“花の糸”

(ギャラリー白:大阪)


グループ展

1980

表現展 [〜’99]

(八日市文化芸術会館:滋賀)

1984

小田仲康浩・渡辺信明展

(ギャラリーすずき:京都)

1985

絵画−感覚と認識−

(ギャラリー成安:京都)

1986

宗達の正直者展

(ギャラリー白:大阪)

フィジヤマゲイシャ5

 

(京都芸大ギャラリー:京都/ライティングラボ:東京)

1987

トランスアートシーン2−バイオマップの交通図−

 

(ギャラリー16:京都)

1988

いま絵画はOSAKA’88

(大阪府立現代美術センター:大阪)

1989

次代を担う作家展

(京都府立文化芸術会館:京都)

アートフォーラム’89「飛来するさかな」

 

(嵯峨美術短期大学展示室:京都)

1990

絵画論的絵画

(ギャラリー白:大阪)

ART JUNCTION 5

(河原町阪急ウインドウギャラリー:京都)

1991

現代美術'91-素材はいろいろ-

(徳島県立近代美術館:徳島)

次代を担う作家展

(京都府立文化芸術会館:京都)

現在地

(姫路市立美術館:兵庫)

1992

Parastyle Exhibition

(マンダリンホテル:シンガポール)

筆跡の誘惑−モネ、栖鳳から現代まで−

(京都市美術館:京都)

1993

Parastyle Exhibition

(マンダリンホテル:シンガポール)

1992

中川佳宣・渡辺信明展

(The Ufer!ギャラリー:京都)

次代を担う作家展

(京都府立文化芸術会館:京都)

1994

アート・ナウ'94−啓示と持続−

(兵庫県立近代美術館:兵庫)

画廊の視点

(大阪府立現代美術センター:大阪)

1995

ペインタリネス

(ギャラリー白:大阪)

1996

VOCA展'96現代美術の展望−新しい平面の作家たち

 

(上野の森美術館:東京)

現在絵画−3つの表情−

(京都市四条ギャラリー:京都)

スピリット&エナジー

 

(ワールドワークス・ファインアートギャラリー 
:カリフォルニア州)

NEW OUTLOOK’96

(ギャラリーココ:京都)

1997

絵画の方向’97

(大阪府立現代美術センター:大阪)

CONTEMPLATIONS

 

(ワールドワークス・ファインアートギャラリー 
:カリフォルニア州)

1998

DRAWINGS

(ギャラリーそわか:京都)

渡辺信明・中川佳宣展

(The Ufer!ギャラリー:京都)

比良から新しい風が…3

(比良美術館:滋賀)

1999

Painting−good works− [東島毅・山部泰司・渡辺信明]

 

(ギャラリー白:大阪)

3 weeks for 20 paintings

(ギャラリーココ:京都)

Compact Disc/VA−CDというメディアの響宴−

 

(神戸アートビレッジセンター:兵庫)

絶え間ない軌跡−ドローイング三人展−

 

(ノブ ギャラリー:愛知)

まくらざきビエンナーレ"風の芸術展"

 

(枕崎市文化資料センター:鹿児島)

2000

DRAWINGS

(ギャラリーそわか:京都)

2001

京展

(京都市美術館:京都)

2003

吉原治良賞展

(大阪府立現代美術センター:大阪)

市展から京展へ、京都市美術館コレクション展第一期

 

(京都市美術館:京都)

京都・洋画の現在〜85人の視点〜

(京都文化博物館:京都)

2004

絵画の「たのしみ」

 

(元麻布ギャラリー:東京/ギャラリー白:大阪)

DRAWINGS

(ギャラリーそわか:京都)

2005

DRAWINGS:ユニットS+Nにて参加」

(ギャラリーそわか:京都)

2006

ペインタリネス 2006

(ギャラリー白:大阪)

2007

光のFM[渡辺智子×渡辺信明]

(折中庵月吠:奈良)

“ダイアローグ”コレクション活用術VOL.2

 

(滋賀県立近代美術館:滋賀)

2008

絵画の「たのしみ」

(ギャラリー白:大阪)

京都美術ビエンナーレ

(京都文化博物館:京都)

2010

絵画の「たのしみ」

(ギャラリー白:大阪)

2012

ペインタリネス2012

(ギャラリー白:大阪)

2013

ペインタリネス2013

(ギャラリー白:大阪)

2014

ペインタリネス2014

(ギャラリー白:大阪)

地の糧ーその誘惑ー岩名泰岳・渡辺信明

(2kwギャラリー:大阪)

2015

Enk de kramer と 渡辺信明

(Oギャラリー eyes:大阪)

ペインタリネス2015

(ギャラリー白:大阪)

2016

ペインタリネス2016

(ギャラリー白:大阪)

2017

ペインタリネス2017

(ギャラリー白:大阪)

2018

ペインタリネス2018

 

(ギャラリー白/ギャラリー白3/ギャラリー白kuro:大阪)

ペインタリネス2019

 

(ギャラリー白/ギャラリー白3/ギャラリー白kuro:大阪)


受賞

1991

次代を担う作家展<優秀賞>

1999

まくらざきビエンナーレ<準大賞>

2001

京展<京展賞/京都市美術館賞>

2003

吉原治良展<優秀賞>

2006

京都市芸術新人賞


コレクション

 

京都府立文化芸術会館

 

枕崎市文化資料センター

 

京都市美術館