岩本 啓志 展
IWAMOTO Hiroshi


2020.2.22-2.27
ギャラリー白



「さえぎる風景」

作品コンセプト・内容
芸術家は空間をどのように捉えるかを模索し、材料、技術、技法、表現法を探究してきた。
また、何を対象とするかも、様々な変転を経て、拡大を続けてきた。
私は、今回、都市風景を対象とする中で、時代や社会も感じ取れるところであるが、それに囚われるのではなく、そこから更に別のもの、或いは時と場所を特定できない普遍的なもの、或いは判断不能なもの、これらを表現したいと考えている。

動機
都市の風景を撮って来ていた。
大阪を考えたとき、阿倍野に気付いた。阿倍野には、超高層ビル(あべのハルカス)があり、周りには古い街並みが残っていると思われた。
またその周辺エリアにも様々な風景があり、超高層ビルとどのような対比を見せるか、非常に興味深く思えた。

目的・意義
風景を撮ることにより、人が見落とし、見逃している視点。こういう視点があったという検証。
また、風景の中から見えて来るもの、見えてはいないが、感じられるもの、隠されているもの、これらを立ち顕せて行きたい。

位置付け
多様な見方、解釈ができる。
決してひとつの考え方に収斂せず、捕まえることが出来ない。
答えの出ないもの。


2021年2月18日
岩本啓志



□ 略歴

1976

Bゼミschool 在籍

1978〜1979

大阪芸術大学芸術学部美術学科在籍

2010

奈良アートプロム出展

2021

写真表現大学 写真作家クラス修了

研究ゼミ1修了 写真研究ゼミ3在籍

 

個展

2021

「さえぎる風景」

(ギャラリー白:大阪)


グループ展

2018

写真表現大学修了制作展

(同時代ギャラリー:京都)

2019

写真表現大学修了制作展

(同時代ギャラリー:京都)

2020

写真表現大学修了制作展

(同時代ギャラリー:京都)