■ 中井幸子展



□ コメント
「無制限に広がる事は遠ざかる事であり、遠ざかる事は“近くに”返っ
てくる事である。」(老子「道徳経」より)
遠くに見える山、目の前にある山、道のむこう…
投げかけるまなざしで感じる感覚は、その人の位置と関係しています。
そして、その位置はその人の意思によって変わり、風景もまた変わって
いきます。目の前の風景は不確かなものです、正確に言えば。
でも、すこし立ち止まって、今感じていることを確認すること。そこか
らたちあがってくることがあると信じたい。
かけめぐるように変貌する風景にとまどう前に。


□ 略歴
1976 三重県生まれ
2001 京都精華大学大学院芸術研究科洋画専攻修了

個展
1998 みつめてきたこと  (京都精華大学春秋館ギャラリー・京都)
2000 One−Where are you ?  (Nobody House・京都)
2005 One−Where are you ? Vol.2     (ギャラリー白・大阪)
2006 One−Where are you ? Vol.3    (ギャラリー白3・大阪)

グループ展
2000 日墨現代美術交流展「思」(メキシコ国立自治大学・メキシコ)
2004 BASE POINTS   (アートスペース上三条・奈良)
2005 A−21国際美術展       (台北市中山紀念堂・台湾)
   第22回天理ビエンナーレ
    (天理教教会本部おやさとやかた東左第三棟特設会場・奈良)
   現代の証人展             (比良美術館・滋賀)
2006 絵画を見る2006/2「4つの窓」(ギャラリー白3・大阪)
   Teardrop, My dream−一滴の小さなしずくは…
          (たんぽぽの家アートセンターHANA・奈良)