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■ アラキヒロユキ・高橋徳雄−Passing by… |
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□ アラキヒロユキ |
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□ コメント
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子どもがまだ小さかった頃だった。
山道を子どもを肩車して歩いたとき、足もと約1m先の地面を見つめな
がら一定の単調なテンポでひたすら歩くことで坂道でも結構苦にならず
に歩け、いつの間にかかなりの距離を進んで行けた。
そしてその単調な動作の繰り返しのあと、ふと顔を上げてみると急に目
の前に遠景が飛び込んできた。
わたしの作品制作もある意味この「足もと1m先」「ひたすら歩く」と
同じと言える。
地塗りした絵の具を「ひだりからみぎへ」またあるときは「したからう
え」へ寄せるという単調な行為を繰り返し、ふとうしろに下がってみる
と眼前に 出来事の集積としての絵画が飛び込んでくる。
作家としてのわたしはあくまでも単調な行為を繰り返すのみ。
しかしそこには一点の絵画が現れる。 |
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□ 略歴
1962生まれ
個展
1995 オンギャラリー (大阪)
1996 オンギャラリー (大阪)
1997 信濃橋画廊エプロン (大阪)
1998 信濃橋画廊エプロン (大阪)
ローズガーデン (神戸)
2001 マキイマサルファインアーツ (東京)
2002 信濃橋画廊5 (大阪)
マキイマサルファインアーツ (東京)
2003 信濃橋画廊5 (大阪)
2004 信濃橋画廊5 (大阪)
2005 信濃橋画廊5 (大阪)
2006 ギャラリー白3 (大阪)
グループ展
1997 今日のドローイング (信濃橋画廊・大阪)
ART PROGRESS 4 (AD&A
Gallery・大阪)
1999 five visions (信濃橋画廊5・大阪)
2001 8 (大阪府立現代美術センター・大阪)
個のしごと (信濃橋画廊・大阪)
2007 アラキヒロユキ・高橋徳雄−Passing by…
(ギャラリー白3・大阪) |
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□ 高橋徳雄 |
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□ コメント
本有の深性
本有(ほんぬ=もともと持っている、もとから有る)。深性(しんせい
=深い性質)。
絵画がもともと持っている深い性質。私の予感としてそのようなものが
有るのではないか、ということ。
絵画を絵画となす本質のことではない。深奥な絵画空間、いや、空間と
いう観方は間違ってはいないが部分観にすぎない。部分観はもういいの
ではないか。
例えば、未生怨(みしょうおん=未だ生まれる以前から怨みを持ってい
る)ということがある。これは生命が永遠であることを抜きにしては思
いもよらない考え方である。本有の深性というのもこの考え方に近い。
が、しかし、いまだ不明な点が多くある。
明白な事は「浅い河は騒々しい、深い河は静かに滔々と流れる」「浅い
河は涸れやすい、深い河は悠久に流れる」であり、深性とは「浅い河」
は避けねばならないとの意味でもある。 |
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□ 略歴
1951 兵庫県生まれ
個展
1979 東門画廊 (神戸)
1980 ギャラリー16 (京都)
1981 信濃橋画廊 (大阪)
1982 ギャラリー16 (京都)
信濃橋画廊 (大阪)
1983 信濃橋画廊 (大阪)
1984 信濃橋画廊 (大阪)
1985 シティギャラリー (神戸)
信濃橋画廊 (大阪)
1986 信濃橋画廊 (大阪)
1987 信濃橋画廊 (大阪)
1989 信濃橋画廊 (大阪)
1990 信濃橋画廊 (大阪)
1992 信濃橋画廊5 (大阪)
1993 画廊ポルティコ (神戸)
1994 信濃橋画廊 (大阪)
1996 信濃橋画廊エプロン (大阪)
1998 信濃橋画廊5 (大阪)
2000 シティギャラリー (大阪)
2001 信濃橋画廊5 (大阪)
2003 信濃橋画廊 (大阪)
2005 信濃橋画廊 (大阪)
2006 信濃橋画廊5 (大阪)
グループ展
1979 明日へのメッセージ展 (さんちかギャラリー・神戸)
1982 ’83へ・・ (信濃橋画廊・大阪)
1983 積極的なタブロー展 (神戸現代美術ギャラリー・神戸)
1986 Art Bridge (さんちかギャラリー・神戸)
1988 絵画論的絵画−力としてのイメージ (ギャラリー白・大阪)
兵庫の美術家 (兵庫県立近代美術館・神戸)
1999 5 VISIONS (信濃橋画廊5・大阪)
2001 「8」 (大阪府立現代美術センター・大阪)
2007 アラキヒロユキ・高橋徳雄−Passing by…
(ギャラリー白3・大阪) |
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