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■ Melting pool−赤坂直生・冬耳・星川あすか・山内亮 |
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□ 展覧会概要
「Melting poolについて」
2004年に始まった同メンバーによる「絵画を見る」という展覧会シ
リーズも今回で4回目となります。
回を重ね、年数を経ることで、展示形態についての意見交換や打ち合わ
せなども行うようになりました。
また、観に来て下さった方々からも、それぞれの絵の感想とともに展覧
会全体についてのご意見を伺うことが 出来ました。
前年までの「絵画を見る」というタイトルから、一歩踏み込んだテーマ
を導きだすことを中心に話し合った結果、それぞれ異なる方向性を持つ
絵画を同室にて展示している状況を指し示す、「溶ける」「混在する」(=melt)のキーワードが浮かびあがり、それに意識や記憶のたまり場
としての意味も持つ「pool」という言葉を合わせ「Melting
pool」とい
うタイトルに至りました。
個々の制作の現在−混在し溶けあう絵画を、この空間にて感じて頂けれ
ば幸いです。 |
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□ 赤坂直生 |
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□ コメント
なにかであることよりも
かわりゆく様子をたいせつにしたい |
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□ 略歴
1978 兵庫県生まれ
2001 大阪芸術大学附属大阪美術専門学校美術工芸学科絵画専攻卒業
2002 大阪芸術大学附属大阪美術専門学校芸術研究科美術専攻
絵画コース修了
個展
2003 sousou (ギャラリーDEN・大阪)
2004 Oギャラリーeyes (大阪)
2005 Oギャラリーeyes (大阪)
2006 Oギャラリーeyes (大阪)
2007 ギャラリーDEN58 (大阪)
グループ展
2000 PEP ART−未完成な感声 (ギャラリーDEN・大阪)
2001 日韓中−国際交流作品展 (大阪芸術大学・大阪)
2002 ノーマーク (ギャラリー千・大阪)
2003 view/Introspection−視像と内省の連綿
(Oギャラリーeyes・大阪)
2004 絵画を見る2004/1 (ギャラリー白3・大阪)
Visual Sensation (ギャラリーDEN・大阪)
2005 絵画を見る2005/1 (ギャラリー白3・大阪)
2006 絵画を見る2006/1 (ギャラリー白3・大阪)
2007 melting pool (ギャラリー白3・大阪) |
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□ 冬耳 |
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□ コメント
ボクは有機体、特に人体をベースに絵を構築している。画面の中に描か
れたそれはたいていひとつ、ないしふたつである。モチーフはそれ自体
に特に意味を持たせず、アイコンやメタファでもない。
ただただその塊の美しさに筆を委ねたい。肉の隆起に、生命という力強
さに。
原色によるボクなりのrealism。具象という表現方法は心地よい
束縛に感じる。 |
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□ 略歴
1976 京都府生まれ
2001 大阪美術専門学校卒業
個展
2002 natural dialy (海岸通りギャラリーCASO・大阪)
2003 clear scene (TOR
GALLERY・神戸)
visible rays (ギャラリー白3・大阪)
2004 in a flash (ギャラリーそわか・京都)
white,red,rhythm (ギャラリー白・大阪)
やわらかい膜につつまれて (ギャラリーDEN・大阪)
2005 元麻布ギャラリー (東京)
遊泳 in the air (ギャラリー白,ギャラリー白3・大阪)
グループ展
2000 PEP ART (ギャラリーDEN・大阪)
2002 ノーマーク (ギャラリー千・大阪)
2003 Fine Edge (ギャラリーエスプリヌーヴォー・岡山)
平成十五年冬の座 (ギャラリー白・大阪)
2004 絵画を見る2004/1 (ギャラリー白3・大阪)
2005 春の座 (ギャラリー白,ギャラリー白3・大阪)
絵画を見る2005/1 (ギャラリー白3・大阪)
音と音楽にまつわる展覧会 (ギャラリーR.P・大阪)
2006 絵画を見る2006/1 (ギャラリー白3・大阪)
15少年漂流記 (大阪府立現代美術センター・大阪)
gallerism 2006 (大阪府立現代美術センター・大阪)
2007 冬の座 (ギャラリー白・大阪)
大地の詩 (ギャラリーComp・大阪)
2007 melting pool (ギャラリー白3・大阪) |
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□ 星川あすか |
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□ コメント
描くときは日々の生活の中でのドローイングやデッサン、言葉のメモ、
写真などを放り込んでいるファイルを眺めることからスタートします。
ファイルに収集できない立体や植物などは、部屋に何となく転がってい
ます。それらのものから今回のモチーフとなるものを決め、おおまかな
下絵を考えてから描き始めます。
制作中に画面は用意した下絵や資料とは違ったものとなっていきます。
今回は寺を描くイラストのアルバイトを絵の制作の直前にしていたこと
から、制作途中の絵にも寺を乗せてみました。すると、寺の形などによ
る力によって、他のものも下絵とは違うものへとかわっていきました。
絵のはじまりと終わりが同義となるような、構築的な部分ができるだけ
見えないものを作りたいと思っています。そのため、あまりに完成が見
えてこない場合は作業をやめ時間を置くこととします。
完成とした画面には、下絵とはかけ離れた分「あぁ、こういうことだっ
たのか。。。」という感想を持ちます。
最近では絵とは別に、シルクスクリーンで、モチーフのみを刷ることも
試みています。絵だけでは、ネバーエンドで個人的なものとなりがちな
自分自身の制作が、版を作ることで少しずつ前に向かって行けるように
なってきたと、信じたいところです。 |
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□ 略歴
1977 奈良県生まれ
2000 大阪教育大学卒業
2002 大阪教育大学大学院芸術文化美術修了
個展
2000 ギャラリー白 (大阪)
2003 アートフラッシュ (御殿山美術センター・大阪)
ギャラリー白 (大阪)
2004 ギャラリー白,ギャラリー白3 (大阪)
グループ展
2004 絵画を見る2004/1 (ギャラリー白3・大阪)
2005 絵画を見る2005/1 (ギャラリー白3・大阪)
2006 春の小作品展2006 (ギャルリ・ウー・大阪)
風雅第2回絵画展 (ギャラリー風雅・大阪)
絵画を見る2006/1 (ギャラリー白3・大阪)
2007 V.A.C.D大賞展 (郡山駅前会館・福島)
花のアート展 (ギャラリー月の庭・京都)
melting pool (ギャラリー白3・大阪) |
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□ 山内亮 |
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□ コメント
一枚の絵から生まれる物語に惹かれ、具象表現をはじめた。
人物(たとえば目の表情)を描くにあたり具象表現は必要であるが、そ
れを引き立たせるのは背景と溶けこむようなモチーフであったり、線や
面、筆跡そのものであったりする。
形の持つ力と省略と、色そのものが持つ力の関係におもしろさを感じて
いる。 |
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□ 略歴
1977 大阪府生まれ
2000 大阪美術専門学校芸術研究科美術専攻絵画コース修了
個展
2001 ギャラリー白 (大阪)
2002 ギャラリー千 (大阪)
2003 ギャラリー白 (大阪)
2004 ギャラリー白 (大阪)
2005 元麻布ギャラリー (東京)
ギャラリー白 (大阪)
2006 ギャラリーMEBUKI (大阪)
ギャラリー白 (大阪)
グループ展
1999 第12回日中交流作品展 (大阪芸術大学・大阪)
2000 Pig Project (ギャラリーリボン・大阪)
2004 絵画を見る2004/1 (ギャラリー白3・大阪)
ルーヴル美術館の秘密公開記念展 (シネ・ヌーヴォ・大阪)
ヒューマンアート展 (エル・おおさか・大阪)
2005 絵画を見る2005/1 (ギャラリー白3・大阪)
音と音楽にまつわる展覧会 (ギャラリーR.P・大阪)
2006 絵画を見る2006/1 (ギャラリー白3・大阪)
2007 Melting pool (ギャラリー白3・大阪) |
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