■ ペインタリネス2007
  −大杉剛司・佐藤有紀・館勝生・渡邉野子


□ 展覧会テキスト−尾崎信一郎(鳥取県立博物館美術振興課長)
「再びペインタリネスのために」
「ペインタリネス」と題されたグループ展は今回で9回目となる。参加
する作家はギャラリーの選定に基づいて少しずつ変わり、展覧会に際し
て発行される小冊子への寄稿者も複数であるから、当初より特定の意図
や目的に基づいた集団展ではないが、出品される作品の質は一定して高
く、期待を裏切られることはない。それにしても今日このように継続的
に企画される集団展が美術館も含めてほとんど皆無であるという状況は
今日の美術界の疲弊を暗示しているのではなかろうか。
私がこの展覧会に継続して関わってきた理由は、(たとえ作家の選択が
ギャラリーによるとしても)出品する作家たちが絵画に対して一つの真
摯な意識を共有していると感じるからである。端的に言ってそれは絵画
を形式において鍛えるというまことに当然でありながら、いまやほとん
どの画家によって放擲された態度である。かつてミニマリズムの高まり
とともに絵画からイメージは放逐された。これに対して80年代におけ
るイメージの回復と90年代におけるドローイングの隆盛を経て、今日
私たちの前に広がるのはイメージの放縦であり、必然性なきイメージの
氾濫である。これらの絵画に決定的に欠落しているのは絵画史への参照
であり、絵画をその形式において探求する姿勢である。
今、私は90年代、「自分探し」とか「癒し系」と称せられた絵画がド
ローイングの流行を背景に登場した点について触れた。この点を考慮す
る時、この展覧会に冠された「ペインタリネス」という言葉はなんとも
象徴的である。それはかつて抽象表現主義に関連して言及されたリニア
/ペインタリーという区分を連想させるし、さらにはドローイング/ペ
インティングという分裂を前提としている。このような分裂が垂直と水
平、文化と自然といった対立へと展開可能であることについて私は何度
か論じた。ペインタリネスとは目下流行する必然性なき具象絵画への対
案とはいえないか。ここに展示された作品は全て抽象的で多くが面的な
構造をもち、線が構成要素とされる場合さえも引かれた線というより塗
られた線として認識される。線の戯れが容易になんらかのイメージを結
ぶのに対して、垂直の色面は視線をはねつけ、見る者の意識を絵画の表
面へと集中させる。むろん一つの筆触、一刷毛のストロークも直ちにイ
メージへと転じうる。しかし出品者たちはイメージに安易に依存するこ
とを拒み、イメージが表面においてしか成立しえないことに十分に意識
的である。風景を思わせるイメージから奔放なストロークの爆発、色面
の連なりから絵具を定着させた痕跡にいたるまで作家たちの作風は多様
であるが、いずれもあらかじめ与えられたものとしてではなく、手探り
するかのような表面との葛藤の中でイメージを調える印象を与える。し
たがって彼らが実現するイメージは視覚的というよりも触覚的であり、
物質的といえよう。
イメージは視覚的でありながら、触覚的な物質として存在する。これは
ミニマリズムを経由した私たちにとってごく当然の認識であるが、同時
にこの教えはいくつかの可能性を導き出すように思われる。つまり、い
かなるイメージが実現されているにせよ、絵画との出会いとは現実の場
における物質との出会いなのである。絵画を実際に見るという行為をと
おして、私たちは物質がイメージとして立ち上がる奇跡のような瞬間を
体験する。このような臨場性は写真や液晶、スクリーンを介して得るこ
とができないし、現在日本で流行する多くの具象絵画とも無縁の特質で
ある。したがってミニマリズムを経過した後の絵画が目指すべき一つの
方向を「絵画とともにあること」の可能性の探求とみなすことはできな
いだろうか。今述べた表面、物質、触覚といった問題はこのような課題
と深く関わり、さらに作品のスケール、設置された空間との関わりとい
った問題も同じ課題に連なっているだろう。画廊空間での集団展におい
ては最後の二つの問題は深める余地が少ないが、何人かの出品作家の近
作はこのような主題に取り組んでいるように思われる。
心地よいイメージ、あるいは奇抜さを狙ったイメージが横行する現在、
彼らの探求はあまりにも無骨であり、例外的であるように思われる。し
かし絵画が歴史的な存在として成立しうる限りにおいて、彼らの姿勢の
正当さはまさに歴史によって証明されるだろう。歴史を持ち出すまでも
ない。私にとって絵画を見る幸福とはこのような絵画との出会い以外に
ありえない。

□ 大杉剛司


□ 略歴
1963 東京都生まれ
1985 大阪教育大学美術科卒業

個展
1986 ギャラリー白                   (大阪)
1987 平松画廊                     (大阪)
1988 不二画廊                     (大阪)
1989 ギャラリー白                   (大阪)
1991 ギャラリー白                   (大阪)
1992 ギャラリー白                   (大阪)
1993 ギャラリー白                   (大阪)
1994 ギャラリー白                   (大阪)
1996 ギャラリー白                   (大阪)
1997 ギャラリー白                   (大阪)
1999 ギャラリー白                   (大阪)
2000 ギャラリー白                   (大阪)
2002 ギャラリー白                   (大阪)
2003 ギャラリー白                   (大阪)
2004 ギャラリー白                   (大阪)
2005 ギャラリー白                   (大阪)
2006 ギャラリー白                   (大阪)
2007 ギャラリー白                   (大阪)

グループ展
1985 羽里吉弘と2人展          (ギャラリー有・大阪)
1988 第9回国際インパクトアートフェスティバル’88
                     (京都市美術館・京都)
1990 Be−Art’90    (ギャラリーBe−Art・京都)
   空間が生まれるとき         (ギャラリー白・大阪)
1994 第20回日仏現代美術展(ロン−ポワン モンテーニュ・パリ)
                    (東京都美術館・東京他)
1995 絵画の方向’95    (大阪府立現代美術センター・大阪)
1997 ペインタリネス III         (ギャラリー白・大阪)
1998 伊丹市芸術家協会新人賞展   (伊丹市立中央公民館・兵庫)
   伊丹市展           (伊丹市立中央公民館・兵庫)
2000 ニュー・アカ絵画展         (ギャラリー白・大阪)
2001 ペインタリネス V         (ギャラリー白・大阪)
2002 比良から新しい風が…         (比良美術館・滋賀)
2003 絵画を見る2           (ギャラリー白3・大阪)
2004 ペインタリネス2004
             (ギャラリー白,ギャラリー白3・大阪)
2005 ペインタリネス   (ギャラリー白,ギャラリー白3・大阪)
2006 宝塚市展          (宝塚市立ソリオホール・兵庫)
2007 ペインタリネス2007
             (ギャラリー白,ギャラリー白3・大阪)

受賞
1998 伊丹市芸術家協会新人賞展 新人賞
   伊丹市展 奨励賞

□ 佐藤有紀


□ 略歴
1970 岡山市生まれ
1994 大阪教育大学教養芸術学科卒業
1996 京都市立芸術大学大学院美術研究科修了

個展
1994 ギャラリー白                   (大阪)
1995 信濃橋画廊                    (大阪)
1996 ギャラリー白                   (大阪)
1998 ギャラリー白                   (大阪)
2000 ギャラリー白                   (大阪)
2002 タピエスタイル                  (大阪)
2003 ギャラリーwks.                (大阪)
2004 ギャラリー白                   (大阪)
2005 現代中国藝術センター               (大阪)
   タピエスタイル                  (大阪)
2006 タピエスタイル                  (大阪)

グループ展
1993 グループ展              (茶屋町画廊・大阪)
1994 NEW FACE       (ギャラリーVIEW・大阪)
1996 ペインタリネス II         (ギャラリー白・大阪)
1998 ペインタリネス IV         (ギャラリー白・大阪)
1999 現代美術10人展         (京阪ギャラリー・大阪)
2001 ペインタリネス V         (ギャラリー白・大阪)
   ART IN ART JAPAN          (姫路市美術館・兵庫)
2003 絵画を見る2           (ギャラリー白3・大阪)
2004 DRAWINGS 2004   (ギャラリーそわか・京都)
2005 DRAWINGS 2005   (ギャラリーそわか・京都)
2006 ペインタリネス2006
             (ギャラリー白,ギャラリー白3・大阪)
2007 ペインタリネス2007
             (ギャラリー白,ギャラリー白3・大阪)

□ 館勝生


□ 略歴
1964 三重県生まれ
1987 大阪芸術大学芸術学部美術学科卒業

個展
1985 ギャラリー白                   (大阪)
1987 ギャラリー白                    (大阪)
1988 ギャラリー白                    (大阪)
1989 ギャラリー白                    (大阪)
1990 ギャラリー白                    (大阪)
1991 ギャラリー白                   (大阪)
   永井祥子ギャラリーSOKO            (東京)
1992 ギャラリーOH                   (一宮)
   ギャラリーVIEW                (大阪)
   ギャラリープランタン               (松山)
   ギャラリー白                   (大阪)
1993 ギャラリー白                   (大阪)
   細見画廊                     (東京)
   ギャラリーαM−瞬時的絵画の生成          (東京)
1994 神戸西武百貨店                  (神戸)
   イムラアートギャラリー              (京都)
   ギャラリーFUTABA             (名古屋)
   ウーファギャラリー                (京都)
1995 ギャラリー白                   (大阪)
1996 第一生命南ギャラリー               (東京)
   ギャラリー白                   (大阪)
   ギャラリーGORO                (大阪)
1997 Oギャラリー                   (東京)
   ギャラリー白                   (大阪)
1998 Oギャラリー                   (東京)
   CTIウインドウギャラリー             (東京)
   原美術館−ハラドキュメンツ5 絵画の芽      (東京)
   ギャラリー白                   (大阪)
   ガレリアフィナルテ               (名古屋)
1999 Oギャラリー                   (東京)
   ギャラリー白                   (大阪)
   ギャラリーエスプリヌーボー            (岡山)
2000 Oギャラリー                   (東京)
   ギャラリー白                   (大阪)
   ギャラリーエスプリヌーボー            (岡山)
2001 Oギャラリー                   (東京)
   ガレリアフィナルテ               (名古屋)
   ギャラリー白                   (大阪)
   三重県立美術館                  (三重)
2002 Oギャラリー                   (東京)
   ギャラリー千                   (大阪)
   ギャラリー白                   (大阪)
2003 ガレリアフィナルテ               (名古屋)
   ギャラリーエスプリヌーボー            (岡山)
   ギャラリー白                   (大阪)
   Oギャラリー                   (東京)
   第一生命南ギャラリー               (東京)
2004 ギャラリー白,ギャラリー白3           (大阪)
   ギャラリーエスプリヌーボー            (岡山)
2005 Oギャラリー                   (東京)
   ギャラリー白,ギャラリー白3           (大阪)
2006 ガレリアフィナルテ               (名古屋)
   高島屋アートサロン                (大阪)
   Oギャラリー                   (東京)
   ギャラリー白,ギャラリー白3           (大阪)
2007 Oギャラリー                   (東京)

グループ展
1985 NEW FACE       (ギャラリーVIEW・大阪)
   DEAD HEAT IN SUMMER
            (ギャラリークオーレ,信濃橋画廊・大阪)
1986 IMPACT ART         (韓国美術館・韓国)
   多様性の構築            (石橋美術館・久留米)
   き ART EXHIBITION
                (大阪芸術大学ギャラリー・大阪)
              (京都市立芸術大学ギャラリー・京都)
   BIRD PLAN         (ギャラリー白・大阪)
   新世代展         (ギャラリーフォーラムV・京都)
   ペインティングの新人たち−"絵画"以後の絵画
                     (ギャラリー白・大阪)
1987 新世代’87          (ギャラリーすずき・京都)
   私的な精神       (大阪府立現代美術センター・大阪)
   YES ART DELUXE
              (佐賀町エキジビットスペース・東京)
                     (ギャラリー白・大阪)
   絵画の根拠             (ギャラリー白・大阪)
1988 絵画論的絵画−力としてのイメージ  (ギャラリー白・大阪)
   臨界芸術−’88年の位相        (村松画廊・東京)
   YES ART 7         (ギャラリー白・大阪)
   elan vital−アウラの杼機 (ギャラリー白・大阪)
1989 絵画論的絵画 2−機能する形態   (ギャラリー白・大阪)
   YES ART 8         (ギャラリー白・大阪)
   ARMS−芸術の腕      (ハイネケンビレッジ・東京)
   ART CONTEMPORAIN−予兆の現在
             (京都芸術短期大学ギャラリー楽・京都)
1990 山部泰司・館勝生展           (細見画廊・東京)
   FLASH POINT      (ギャラリーココ・京都)
   YES ART 9         (ギャラリー白・大阪)
1991 現代美術−茨木1991    (茨木市立中央公民館・大阪)
   いま絵画は−OSAKA’91
               (大阪府立現代美術センター・大阪)
   出来事としての絵画         (ギャラリーQ・東京)
   館勝生・中川佳宣展        (ギャラリーココ・京都)
   ART JUNCTION 6     (阪急百貨店・京都)
   SPIRALーTAKE ART COLLECTION      (スパイラル・東京)
   大阪現代アートフェア  (大阪府立現代美術センター・大阪)
1992 POWER OF THE ART 1992        (ギャラリーQ・東京)
   ペインティング展          (ギャラリー白・大阪)
   絵画の展望「エニグマー空間の座標軸」
                    (ギャラリー古川・東京)
   筆あとの誘惑−モネ、栖鳳から現代まで(京都市美術館・京都)
1993 表層の冒険           (モリスギャラリー・東京)
1994 ドローイングジャム      (ウーファギャラリー・京都)
   HOSOMI GALLERY ENCORE 2         (細見画廊・東京)
   現代美術の展望−VOCA展’94 (上野の森美術館・東京)
   丸山直文・館勝生展         (ギャラリー白・大阪)
   アートナウ’94−啓示と持続 (兵庫県立近代美術館・神戸)
   日本の現代美術の断面       (現代ギャラリー・韓国)
   絵画の構造−思考する色彩    (文房堂ギャラリー・東京)
1995 REPORT ON  (ギャラリーラ・フェニーチェ・大阪)
   二つの視点              (阪急百貨店・大阪)
   ペインタリネス           (ギャラリー白・大阪)
   済州プレ−ビエンナーレ 1995
                  (済州アートセンター・韓国)
   VOCA展’94’95受賞作品展
                 (第一生命南ギャラリー・東京)
1996 洛外芸術展             (ギャラリー白・大阪)
   美の予感展   (高島屋美術画廊・東京,横浜,京都,大阪)
   新鋭美術選抜展           (京都市美術館・京都)
   Spirit & Energy
          (ワールドワークスファインアート・アメリカ)
   みんな、いつまでも友−津高和一、泉茂をめぐる作家たち
                    (京阪ギャラリー・大阪)
1997 VOCA展’94〜’96受賞作品展
                 (第一生命南ギャラリー・東京)
   現代美術の展望−VOCA展’97 (上野の森美術館・東京)
   青い時間       (ギャラリーラ・フェニーチェ・大阪)
   CONTEMPLATION
          (ワールドワークスファインアート・アメリカ)
1998 新鋭美術選抜展           (京都市美術館・京都)
1999 VOCA展’94〜’98受賞作品展
                 (第一生命南ギャラリー・東京)
   20世紀の証明         (ABCギャラリー・大阪)
   一坪ART          (ギャラリークラヌキ・大阪)
2000 検証:描くということ        (Oギャラリー・東京)
   2000年展         (ギャラリークラヌキ・大阪)
   VOCA展’94〜'99受賞作品展
                 (第一生命南ギャラリー・東京)
   Kind of Red(ギャラリーエスプリヌーボー・岡山)
   領域の痕跡         (Oギャラリーeyes・大阪)
   新世紀をひらく美
           (高島屋美術画廊・東京,横浜,京都,大阪)
2001 VOCA展'94〜'00受賞作品展
                 (第一生命南ギャラリー・東京)
   ペインタリネス V         (ギャラリー白・大阪)
   WHITE ROOM (ギャラリーエスプリヌーボー・岡山)
   BOUNDLESS BLUE(Oギャラリーeyes・大阪)
   UNKNOWN SOLDIERS
                (マサシ・ヤマギャラリー・東京)
2002 ベストセレクション II  (マサシ・ヤマギャラリー・東京)
   収像品展−新しいコレクションとシャガール全点公開
                    (三重県立美術館・三重)
   ストーカー−イメージのゆくえ
                 (マサシ・ヤマギャラリー・東京)
   ボーダー−見えるものと見えないもの
                 (マサシ・ヤマギャラリー・東京)
2003 あるサラリーマン・コレクションの軌跡
   −戦後日本美術の場所
                   (周南市美術博物館・山口)
                 (三鷹市美術ギャラリー・東京)
                    (福井県立美術館・福井)
   京都・洋画の現在−85人の視点  (京都文化博物館・京都)
   絵画を見る            (ギャラリー白3・大阪)
2004 DELICACY   (ギャラリーエスプリヌーボー・岡山)
   絵画の「たのしみ」       (元麻布ギャラリー・東京)
                     (ギャラリー白・大阪)
   VOCA1994〜2003−10年の受賞作品展
                    (大原美術館分館・岡山)
   田仲容子回顧展−見えるモノと見えないモノ
          (MANIFESTO GALLERY・大阪)
2005 オダナカ康+館勝生展       (ギャラリー白3・大阪)
   第一生命所蔵作品展     (第一生命南ギャラリー・東京)
2006 ペインタリネス2006
             (ギャラリー白,ギャラリー白3・大阪)
   あおぞらDEアート in Oギャラリー
                     (Oギャラリー・東京)
   Direct painting           (ギャラリー白・大阪)
   VOCA展に映し出された現代−いまいるところ/いまいるわたし
                     (宇都宮美術館・栃木)
2007 第一生命所蔵作品展     (第一生命南ギャラリー・東京)
   ペインタリネス2007
             (ギャラリー白,ギャラリー白3・大阪)

受賞
1994 現代美術の展望−VOCA展’94 VOCA奨励賞

パブリックコレクション
第一生命保険相互会社
三重県立美術館

□ 渡邉野子


□ 略歴
1970 京都府生まれ
1993 京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業
1995 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了
2002 クンストアカデミー・デュッセルドルフに在籍 [〜'04]
2003 文化庁「新進芸術家海外留学制度」在外研修員として
   ドイツにて研修 [〜'04]

個展
1993 ギャラリー16                  (京都)
1994 ギャラリー白                   (大阪)
1995 ギャラリー白                   (大阪)
   ギャラリーウー                  (大阪)
1997 ギャラリー16                  (京都)
1998 ギャラリー白                   (大阪)
   ギャラリーウー                  (大阪)
2000 ギャラリー白                   (大阪)

グループ展
1996 ペインタリネス II         (ギャラリー白・大阪)
1998 ペインタリネス IV         (ギャラリー白・大阪)
1999 言葉よりも奏鳴な秩序        (Oギャラリー・東京)
2000 セゾンアートプログラム美術家助成プログラム受賞記念展
           (セゾンアートプログラムギャラリー・東京)
   あそびじゅつ展−現代美術の世界へ (西武ギャラリー・東京)
2001 ペインタリネス V         (ギャラリー白・大阪)
   筆触のポリティクス−絵画らしさとは何か?
                   (セゾン現代美術館・長野)
2002 新鋭美術選抜展           (京都市美術館・京都)
2006 上野の森美術大賞展        (上野の森美術館・東京)
   ART TODAY 2006  (セゾン現代美術館・長野)
2007 上野の森美術大賞展入賞者展
               (上野の森美術館ギャラリー・東京)
   ペインタリネス2007
             (ギャラリー白,ギャラリー白3・大阪)

受賞
2006 上野の森美術大賞展 優秀賞

パブリックコレクション
上野の森美術館
財団法人セゾン現代美術館