薮内 一実 展
YABUUCHI Kazumi


2012.3.26-3.31
ギャラリー白3



「 The worker in modeling 」 労働者を称えて

 何気ない形に気をとめアートを生み出す。それがアーティストの才覚ではなかろうか。
 私は10年ほど前からセメントを使い造形作品をつくっています。その中で自分が考える形体に限界を感じ、何か作品に影響を及ぼす第三のものを模索していました。そして、何故か決して美的につくられたものではないある古びた工業製品の部品に心が留まりました。それからいろいろな部品と従来から使用していたセメントを融合させた作品の取り組みが始まりました。
 セメントの造形形体が単に部品を置く台的存在にならないよう、セメント の無機質な形体の造形美と古びた部品の存在感がせめぎ合う緊張感のある作品を意識し制作しました。
 長い間、機械の一部として働き続けた古びた部品は、私にとって形のみならず、ある種尊敬の意を持つ存在です。



□ 略歴

1957

大阪市生まれ

 

個展

1984

ギャラリ−射手座

(京都)

1986

ギャラリ−白

(大阪)

1989

ギャラリ−白

(大阪)

1992

信濃橋画廊apron

(大阪)

1994

信濃橋画廊

(大阪)

1997

ギャラリ−白

(大阪)

2003

ギャラリ−白

(大阪)

2009

信濃橋画廊5

(大阪)

2012

ギャラリ−白3

(大阪)


グループ展

1997

主張する小さなオブジェ展 part10

(信濃橋画廊:大阪)

APOSTROPHE ART PART2 展

(ギャラリ−石彫:大阪)

2003

「現代美術の在り方を問う」展

(比良美術館:滋賀)

2007

架空通信 百花繚乱展

(兵庫県立美術館ギャラリ−棟:兵庫)

2008

架空通信 百花繚乱展

(兵庫県立美術館ギャラリ−棟:兵庫)

尼崎芸術文化協会「秀作美術展」

 

(尼崎市総合文化センター:兵庫)

2009

架空通信 百花繚乱展

(兵庫県立美術館ギャラリ−棟:兵庫)

尼崎芸術文化協会「芸文美術展」

 

(尼崎市総合文化センター:兵庫)

2010

架空通信 百花繚乱展

(兵庫県立美術館ギャラリ−棟:兵庫)

尼崎芸術文化協会「芸文美術展」

 

(尼崎市総合文化センター:兵庫)

2011

尼崎芸術文化協会「芸文美術展」

 

(尼崎市総合文化センター:兵庫)

2012

尼崎芸術文化協会「芸文美術展」

 

(尼崎市総合文化センター:兵庫)