Permeability
今回のテーマは、たぶん絵を描き始めてからナントナク頭の片隅で意識してた事であった。
私の描法は殆ど透明に近い絵具の層を重ね合わせて色の厚みをつけていく。
いつからかアクリル板に絵を描くようになり、より透明性を求めた。
在るとき、空を立体的に作り出した作品をネットで見つけた。 空も青や色々な色の層で表現出来るんだと思った。
透過性は透明度と単純に言っても良いのだろうけれど、私はその層と層のキワに興味を見出だした。
Aという層の端とBの層の端、その接点が融解した場所ではAB混合の層が生まれる。
それが色ではなく意味の溶け合いなら、何が生まれるのだろう。
層の際に楽しさを見つけた。
重層のイメージから色々な事柄を連想したり、ただ単純、透明感の美しさを感じて頂ければ、と思います。
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