中井 修 展


2024.11.11-11.23(11.17close)
ギャラリー白kuro



心技体というけれど、最も大事なのは体ではなかろうか?と、イチローがあるインタビューに答えていたのを思い出してみる。我々の日々の生活には、視覚と言語が勝ち過ぎていて、体に思い至ることははなはだ微妙である。ましてや、そこが、絵画制作の場であるなら尚更なことである。
こうしたことから、身体運動が意識から外に出て描面にどういった痕跡を刻みうるか、これが今回のテーマとなった。捉え難い意識の話だが、意識が身体運動を経て、どういう痕跡を描面に刻みうるのかを見てみたい。そうしてその意識が美的意識としてこの世界に成就するとすれば...。
元来視覚的世界に生きていると思い込んでいる我々は、視覚的にイメージし、判断して、例えば我々のように絵画を制作したりする。
しかし一体我々の存在している世界とは、そんなに一様なのだろうか?仮想現実が盛んに議論されているが、少なくとも我々肉体からの距離は随分と遠いと言わざるをえない。

そうした思いもあって、出来るだけ身体運動そのものに集中特化するために、瞑目して描くことにした。ペイントを画面に置く時点から一切画面を見ない作業である。
手の動きのみが世界と接触し世界を構築している感触である。



個展

1989

あかね画廊

(東京)

1992

あかね画廊

(東京)

1994

あかね画廊

(東京)

1996

あかね画廊

(東京)

1998

文藝春秋画廊

(東京)

2001

信濃橋画廊

(大阪)

文藝春秋画廊

(東京)

2002

信濃橋画廊

(大阪)

2003

信濃橋画廊

(大阪)

2004

信濃橋画廊

(大阪)

村松画廊

(東京)

2005

信濃橋画廊

(大阪)

2006

信濃橋画廊

(大阪)

村松画廊

(東京)

2007

信濃橋画廊

(大阪)

2008

信濃橋画廊

(大阪)

村松画廊

(東京)

2009

信濃橋画廊

(大阪)

2010

信濃橋画廊

(大阪)

2012

ギャラリーマロニエ

(京都)

2013

ギャラリーマロニエ

(京都)

2014

ギャラリーマロニエ

(京都)

2015

なびす画廊

(東京)

2016

天野画廊

(大阪)

2017

天野画廊

(大阪)

2018

ギャラリー白kuro

(大阪)

2019

ギャラリー白kuro

(大阪)

2020

ギャラリー白kuro

(大阪)

2021

ギャラリー白kuro

(大阪)

2022

ギャラリー白kuro

(大阪)

2023

ギャラリー白kuro

(大阪)

2024

ギャラリー白kuro

(大阪)